外食業
特定技能「外食業」
特定技能の外食業分野で受入れる外国人材は、向こう5年間で最大53,000人の受入れを想定しています。

特定技能の資格取得条件
- 外食業技能測定試験(仮称)に合格
- 国際交流基金日本語基礎テスト A2以上取得
- または
- 日本語能力試験 N4以上取得
任せられる業務
対象となる業種
- ①食堂
- ②レストラン・ファーストフード店
- ③外食を提供する料理店カフェや喫茶店
- ④お持ち帰りやテイクアウトを専門とする飲食店宅配・配達専門の飲食
- ⑤仕出し弁当を提供する料理店など
任せられる業務
- 外食業全般
- 調理や接客、店舗管理や原材料の仕入れ、配達などの仕事全般が対象となります。

受入れ企業の注意点
①食品産業特定技能協議会の加入
協議会は農林水産省が運営しており、構成員にならなければ外国人の雇用はできません。
当協議会は、外国人の受け入れ状況を把握するだけでなく、不正行為の防止などにも役立っています。
②「接待飲食等営業」で就労させない
風俗営業法の規定に基づくもので、キャバレーなどの接待に低賃金で外国人を雇うことを防ぐものです。外国人の役割が接待に当たらなくても働くこと自体が禁止されています。
③衛生管理の徹底
飲食物を扱う製造業者にHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理が徹底されています。
HACCPとは、「Hazard Analysis and Critical Control Point」の略で、食品業者らが食中毒や汚物混入などのハザードを把握することで、それらのハザードの軽減や除去を目指した管理方法です。
資格試験
特定技能「外食」の試験の内容は、学科と実技に分かれています。
学科試験の内容
学科試験は、CBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)が用いられ、ペーパーテストで合格基準点を目指します。
- 衛生管理
- 食中毒や冷蔵庫の温度、交差汚染などの衛生管理のほか、HACCPに対応した衛生管理
- 飲食物の調理
- 食材の管理、下処理、各種調理法による基礎知識
- 接客全般の知識
- 接客サービス、食物アレルギーに対する知識、店舗管理、顧客へのクレーム対応
実技試験の内容
- 判断試験
- 図やイラストを使った正しい行動かの判断
- 計画立案試験
- 決められた計算式を使った作業の計画
試験のタイプ
特定技能「外食」の試験は3つにタイプが分かれます。
それぞれのタイプでは、配点が異なることもあり、自分で好きなタイプを選んで受けることも可能です。
- Aタイプ
- 一番標準的な配点です。
- Bタイプ
- 飲食物調理の配点が高く、その代わりに接客全般の配点が低いです。
- Cタイプ
- 接客全般の配点が高く、その代わりに飲食物調理の配点が低いです。
2019年12月より、特定技能制度「外食業」の試験受験には、一般社団法人外国人食品産業技能評価機構サイトより、マイページの登録が必要になりました。
詳細は一般社団法人外国人食品産業技能評価機構サイトより調べることができます。
試験日程は一般社団法人外国人食品産業技能評価機構より発表されています。