素形材産業
特定技能「素形材産業」
素形材産業とは金属やプラスチック、ファインセラミックスなどの素材に熱や圧を加えることで形が与えられた部品や部材の形状を変えたり加工したりすることで、製品を製造する産業のことです。
特定技能「素形材産業」では、5年間で21,500人を上限に外国人材を受入れる目標を定めています。

特定技能の資格取得条件
- 製造分野特定技能1号評価試験に合格
- 国際交流基金日本語基礎テスト A2以上取得
- または
- 日本語能力試験 N4以上取得
任せられる職種・業務
14職種
- ①鋳型製造業
- ②鉄素形材製造業
- ③非鉄金属素形材製造業
- ④作業工具製造業
- ⑤バルブ、コックを除く配管工事用附属品製造業
- ⑥金属素形材製品製造業
- ⑦金属熱処理業
- ⑧工業窯炉製造業
- ⑨弁・同附属品製造業
- ⑩鋳造装置製造業
- ⑪金属用金型・同部分品・附属品製造業
- ⑫非金属用金型・同部分品・附属品製造業
- ⑬車両用、船舶用を含むその他の産業用電気機械器具製造業
- ⑭工業用模型製造業
13業務
- ①鋳造
- ②鍛造
- ③ダイカスト
- ④機械加工
- ⑤金属プレス加工
- ⑥工場板金
- ⑦めっき
- ⑧アルミニウム陽極酸化処理
- ⑨仕上げ
- ⑩機械検査
- ⑪機械保全
- ⑫塗装
- ⑬溶接

受入れ企業の注意点
製造業特定技能外国人材受入れ協議・連絡会に加入する必要があります。
製造業特定技能外国人材受入れ協議・連絡会
- ◯制度の適切な運用を図るため、協議・連絡会を設置しました。
- ◯特定技能外国人を受け入れる機関(企業)は必ず加入する必要があります。
- ◯協議・連絡会においては、構成員の連携の緊密化を図り、各地域の事業者が必要な特定技能外国人を受け入れられるよう、制度や情報の周知、法令遵守の啓発、地域ごとの人手不足の状況を把握し、必要な対応等を行います。

活動内容
- ◯特定技能外国人材受入れ係る制度の趣旨や優良事例の周知
- ◯特定技能所属機関等に対する法令遵守の啓発
- ◯就業構造の変化や経済情勢の変化に関する情報の把握・分析
- ◯地域別の人手不足の状況の把握・分析
- ◯人手不足状況、受入れ状況等を踏まえた大都市圏等への集中回避に係る対応策の検討・調整(特定地域への過度な集中が認められる場合の構成員に対する必要な要請等を含む)
- ◯受入れの円滑かつ適正な実施のために必要なその他の情報・課題等の共有・協議 等
資格試験
経済産業省が運営する「製造分野特定技能1号評価試験」は9か国の現地語で出題されます。
学科試験、実技試験からなり、CBT方式かペーパーテスト方式、実技では製作等作業試験方式です。
合格基準
- 学科試験
- 65%以上の正答率
- 実技試験
-
- 製作等作業試験方式を採用する試験区分判定方法は各々の試験区分により設定
- 上記以外の試験区分の場合、60%以上の正答率
試験詳細
現在、「製造分野特定技能1号評価試験」の詳細については、経済産業省HPにて公開されています。